2026.6.13
日々の着物日記
俵山に行く日は、着物の日
日常の中で「ちょっと大変そうに見えること」に挑戦してみるときのハードルって、どのくらいの高さですか?
みんな大好き「俵山」
我が家から車で30分ほどのところに、俵山という温泉で有名な町があります。
そこには家族みんなが大好きな猿まんじゅう屋さんや焼き菓子屋さん、コーヒー屋さんがあって、月に2〜3回は訪れるお気に入りの場所です。
古きよき温泉街の風景は着物にもよく似合う♬
だから私は、着物を着始めた頃にひとつ決めごとをしていました。
「俵山に行く日は、着物の日。」
着物を着る回数を増やしたくて
当時の私は、とにかく着物を着る回数を増やしたかったんです。
上手に着られるようになりたい。
身体に着物をなじませたい。
そんな気持ちもあって、俵山へ行く日はなるべく着物や浴衣を着るようにしていました。
多少の雨でも、
ちょっと着付けに自信がなくても、
「着物で行くって決めたし、とにかく行ってこよう!」
そんな感じでした。
今振り返ると、
「そこまでせんでもよかったんやない?」
とも思いますが(笑)
おかげで着物を着る回数を重ねることができて、身体が少しずつ着物を覚えていってくれたように思います。
ただ、ひとつ困ったことが
俵山へ行くには車が必要です。
そして私は、もともと運転があまり得意ではありません。
だから着物で出かけると決めたとき、
「着物で運転・・・大丈夫か?!」
という不安がありました。
着物を着るだけでもまだ慣れていないのに、そのまま車に乗るなんて。当時の私にはなかなか高いハードルに感じたのです。
でも・・・
やっぱり俵山には行きたい。
だから思い切ってやってみることにしました。
やってみたら、意外と大丈夫
何度も着物で運転するうちに、自分なりの工夫も見つかりました。
帯はかるた結びや矢の字など、ぺたんこな結び方にする。
お太鼓結びのときは背中にクッションを当てる。
袖が気になるときはたすき掛けをする。
足元は草履や下駄を脱いで運転する。
そんな小さな工夫を重ねながら、少しずつ慣れていきました。
今では気楽に運転していますが、安全運転だけは忘れないように心がけています。
「ふつう」になるまで
着物を着ることも、
着物で運転することも、
最初はちょっと勇気がいりました。
でも何度もやっているうちに、
それが「ふつう」になっていきました。
もしかしたら、
着物を着るようになってから、
「ちょっとやってみたい」に挑戦するハードルが下がったのかもしれません。
最初は高く見えていたハードルも、越えてみたら案外低かったりする。
そんなことを、着物から教わった気がしています。